ポケモン不思議のダンジョン 出動ポケモン救助隊ガンバルズ![]
北米での『Pokémon Mystery Dungeon』発売にさきがけて、カートゥーン ネットワークで2006年9月8日に『Pokémon Mystery Dungeon: Team Go-Getters Out Of The Gate!』として放映された。『テレビアニメ第1シリーズ』から『めざせポケモンマスター』までのテレビシリーズとは無関係のポケモンアニメの一つで『青の救助隊・赤の救助隊』をベースとした二十分程度のアニメオリジナルストーリーだが、登場キャラクターはゲーム本編とほぼ同じで、ある日、見た事もない異世界で人間からSquirtle(ゼニガメ)へと変身してしまった主人公の少年が、Charmander(ヒトカゲ)やChikorita(チコリータ)と共に救助隊として冒険をする。
日本でも、後に北米での放送から遅れる事約半年、『時の探検隊・闇の探検隊』の制作発表を兼ねてでこのアニメの日本語吹き替え版が2007年3月23日から5月14日にかけて『ポケモン不思議のダンジョン 出動ポケモン救助隊ガンバルズ!』としてYahoo! JAPANの動画コンテンツで配信が行われた。
ちなみにこのアニメ制作の理由は、チュンソフトは基本的に日本国内のみの展開であることから、日本国外では『不思議のダンジョン』シリーズ(ローグライクゲーム)の認知度があまりなかったためである。それまでチュンソフト製作の『不思議のダンジョン』シリーズが日本以外で発売されたことはほとんどなかった(本作以外では、北米で2000年11月15日にPS版『トルネコの大冒険2』の英語版『Torneko: The Last Hope』がエニックス(現・スクウェア・エニックス)販売で、2008年3月4日に北米で『風来のシレンDS』の英語版『Mystery Dungeon: Shiren the Wanderer』がセガ販売で出たにとどまっている)。
ゲームとの相違点[]
- 主人公のゼニガメの一人称が、ゲームでパートナーとして選んだときと同じ「オイラ」に変更されている。チコリータの一人称はゲームと同じ「私」、ヒトカゲの一人称はゲームと同じ「僕」であるが「俺」の時もある。
- 主人公が記憶喪失になっているという明確な描写がない。
- ゲーム冒頭のキャタピーとバタフリーのエピソードがカットされているため、主人公が救助隊に入る際の展開がゲームよりもやや強引になっている。
- ゲームでの最初のパーティーは主人公とパートナーの2匹だが、このアニメでは3匹になっている。
- エアームドのエピソードを基にしているが、連れ去られたのはディグダではなくピカチュウに変更されている。また、このピカチュウの弟のピチューも途中で連れ去られている。
日本語版キャスト[]
声優はテレビシリーズとは大幅に変更されている。
- ゼニガメ - 緒方賢一
- ヒトカゲ - 阪口大助
- チコリータ - ゆかな
- ゲンガー - 神奈延年
- チャーレム - TARAKO
- アーボ - 天田真人
- ピカチュウ - 半場友恵
- ピチュー - 菊地美香
- エアームド - ならはしみき
- ナマズン - 三宅健太
- ブルー - 陶山章央
- マダツボミ - 三戸耕三
- ハスブレロ - 津田健次郎
- カクレオン - 古島清孝(兄)、天田真人(弟)
- ガルーラ - さとうあい(親)、半場友恵(子)
- キノココ - 半場友恵、菊地美香、古島清孝
スタッフ[]
- エグゼクティブプロデューサー - 石原恒和、中村光一
- 企画 - 紀伊高明、伊藤憲二郎
- プロデューサー - 盛武源、川村久仁美
- アソシエイトプロデューサー - 久保雅一、吉川兆二
- アニメーションプロデューサー - 奥野敏聡、神田修吉
- アシスタントプロデューサー - 島村優子、田中雅美
- 監督・絵コンテ - 湯山邦彦
- 脚本 - 松井亜弥
- 演出 - 浅田裕二
- スペシャルサンクス - 小田部羊一、テレビ東京
- 作画監督 - 玉川明洋
- 作画監督補佐 - 新城真
- 作画協力 - スタジオコクピット、たくらんけ
- 動画検査 - 榎本富士香
- 色指定・仕上検査 - 大島嘉代
- 特殊効果 - 浅田裕二
- 美術監督・設定 - 金村勝義
- 美術ボード - 春日礼児
- 撮影監督 - 山越康司
- CGI監督 - 徳重実
- 編集 - 辺見俊夫
- 編集助手 - ジェイフィルム、根本愛
- 音楽 - モリリン多田
- 音響プロデューサー - 南沢道義、西名武
- 音響監督 - 三間雅文
- 音響効果 - 神保大介
- 制作担当 - 小板橋司
- 制作デスク - 亀井康輝
- 制作進行 - 村田貢一
- アニメーション制作 - OLM TEAM KOITABASHI
- 制作 - 小学館プロダクション
- 製作・著作 - 小学館プロダクション、株式会社チュンソフト、The Pokémon Company